心理学分野と社会疫学分野のコラボレーション研究が出版されました!
地域における信頼や助け合い、愛着は、メンタルヘルスに役立つ可能性があります。しかし同時に、こういった地域の結束が強いからこそ、周囲の人からの評判が気になるなど、負の影響も生じる可能性が指摘されてきました。
私たちのチームは、JAGESプロジェクトの一環として、日本の高齢者を対象に大規模調査を行いました。その結果、住民同士の結束が強い地域では、周囲の人からの評判を気にする傾向も高まり、そのことが、地域の結束がもたらすメンタルヘルスに良い効果を打ち消すことが示唆されました。また、このような負の効果は教育歴の短い人においてより顕著でした。
京都大学博士課程の黄冠儒さんが主に論文執筆や分析を担いました。私は彼を指導しました。
Kuan-Ju Huang, Yukiko Uchida, Kosuke Takemura, Shintaro Fukushima, Jun Aida, Masamichi Hanazato, Mariko Kanamori. (2025). Paradoxical effects of community social cohesion on mental health and help-seeking among older adults: The role of reputation concern and socioeconomic status, Social Science & Medicine, 380:18234.
https://doi.org/10.1016/j.socscimed.2025.118234

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